断酒会に参加しても過去の話ばかりです。同じ体験談を繰り返すことに何か意味があるのでしょうか。

アルコール依存症からの回復の第一歩は自らの酒害を認めることから始まります。

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飲酒のため肝臓障害があると言われましたが、酒をやめたら治るのでしょうか。また肝硬変症になればもう治らないというのは本当ですか?

肝硬変という病気になれば治らないとよく言われています。そのため、どうせ治らないからといって酒を飲んでいる人がいますが、そんなことを続けていると死を待つばかりとなります。

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酒をやめたいと思っているのですが、いつも失敗してしまいます。何か断酒を上手く継続するコツのようなものはありませんか?

 断酒するためには、自分はアルコールをコントロールして飲めない体になってしまっているという事実を認めることが大切です。

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アルコール関連社会障害「人間関係の障害」(8)

本来は、飲酒生活の結果として人間関係が障害されるのですが、逆に家族が信頼しないから飲んでしまうとか、職場で受け入れられないからのんでしまう、と考えているアルコール症者が多いのです。

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アルコール関連社会障害「人間関係の障害」(7)

アルコール依存症者は約束を守れない、意思の弱いだめな人間として周囲の人々の信用をさらに落としてしまいます。

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アルコール関連社会障害「人間関係の障害」(6)

よく、自分にはまだ仕事も家庭もあるからアルコールの問題はない、と考えているアルコール症者がいますが、その仕事や家庭が残っていたとしても肝心の中身がなくなっていることが多いわけです。

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アルコール関連社会障害「人間関係の障害」(5)

一般の医師はアルコール依存症者について次のように思っています。

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アルコール関連社会障害「人間関係の障害」(4)

まず、命や健康と酒とを比べてみましょう。

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アルコール関連社会障害「人間関係の障害」(3)

それでは、一般の社会人にとって大切なものを価値の高い順に並べてみます。

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アルコール関連社会障害「人間関係の障害」(2)

アルコール依存症者は、よく周囲の人々から意志の弱いだめな人間として非難されたり、説教をされたりします。

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アルコール関連社会障害「人間関係の障害」(1)

アルコール症の障害の一つに、アルコール関連社会障害があります。

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アルコール症の本質「飲み方の異常」(4)

アルコール依存にまだなっていない人ならば「酒を切る」という表現は使わないはずです。

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アルコール症の本質「飲み方の異常」(3)

アルコール症の人々の身体からアルコール分が抜けていくと、様々な症状が出現します。

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アルコール症の本質「飲み方の異常」(2)

アルコール症の本質は、身体も心もアルコールに依存してしまっている事実にあります。

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アルコール症の本質「飲み方の異常」(1)

アルコール症からの回復の第一歩は、酒に身も心も奪われていた自分の姿を認めることから始まります。

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アルコール症の治療を阻害するもの「三つの誤解と偏見」(3)

第三の誤解と偏見は、『アルコール中毒』という言葉自体にあります。

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アルコール症の治療を阻害するもの「三つの誤解と偏見」(2)

第二の誤解と偏見とは、『アル中』という言葉に対して一般の人々が持つイメージなのです。

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アルコール依存症の治療を阻害するもの「三つの誤解と偏見」(1)

アルコール依存症の治療導入を阻害したり、せっかく専門的な治療に参加しても途中で脱落させたりする最初の大きな要因として、世間のアルコール症に対する三つの大きな誤解と偏見があります。

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断酒後の空白な時間が耐えられない。どうすればいいのでしょうか。

断酒を決意し実行していく中で、このように訴える人がかなりいます。この人達の飲酒時代の生活パターンを見ますと、仕事をしているか、飲んでいるか、寝ているか、のパターンしかありません。

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断酒会やAAをなぜ自助グループと呼ぶのですか。また自助グループとはどういう意味のものでしょうか?

アルコールは治療に終点のない慢性の病気です。糖尿病や高血圧症と同じく、一生治療を続けなければならないのです。

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院内のミーティングや地域の例会で体験談を話すように言われますが、どうもうまく話せません。体験談を語るコツがあれば教えて下さい。

自分の飲んでいた過去の体験談の中に、何故断酒しなければならないかの解答があるはずです。その体験談を繰り返すことによって日々の断酒の決意を新たにしていくことが、断酒継続のために必要なことです。

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断酒会やAAに参加することにあまり抵抗はないのですが、自分は人前でしゃべるのが苦手のためどうしても足が遠のきます。なにか方法はないものでしょうか。

「人前で話をするのがにが手である」と訴える人は非常に多いのですが、これは元来の内向性の性格に加えて、長年の飲酒生活のため素面の人と話をするという訓練ができなかった結果であるとも言えます。

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よく先生方から「なぜ酒をやめなければならないのですか」という質問を何度も受けますがなぜですか。

我々がこのような質問を患者さんにすることにより、その返答でその人が自分をアルコール依存症だと認めているかどうか、また自己の酒害をどこまで認識できているかが分かるからです。

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アルコール中毒とアルコール依存症とはどう違うのですか。

<答> 結論から言えば、世間で言われている「アルコール中毒」と「アルコール依存症」とは同じ病気です。しかし、このアルコール中毒という呼び方は、言葉を正確に考えると誤りです。

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アルコール症の専門的治療を受ける際に心構えがあれば、教えて下さい。

<答> アルコール依存症の治療を受ける際には、一般的な「治療」というものの考え方を根本から変えることが必要です。一般病院で行われている各種の検査や診察、投薬のみが治療ではないと考えて下さい。簡単に言いますと「身体の治療だけが治療ではない」ということです。

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自分には飲酒欲求もなくなり、もう抗酒剤は必要ないと思います。また、飲酒しそうな危ない時だけ抗酒剤を服用すればよいのではないでしょうか。それに抗酒剤に頼っての断酒は本物でないという気があるのですが。

<答>抗酒剤を「酒が飲めなくなるクスリ」と考えている人が多いようですが、これは誤りです。抗酒剤を服用後飲酒すると、人工的な二日酔いの状態となり非常な苦しみを感じ、そのために飲酒を断念するといったものです。

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ノックビン、シアナマイドなどの抗酒剤の働きはどういうものでしょうか?

アルコールは、人間の体内で次のように分解されます。吸収されたアルコールはほぼ肝臓に運ばれ、アセトアルデヒドという物質に変化します。このアセトアルデヒドが二日酔いの不快感の原因とされています。

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現在、自分なりにがんばって断酒を継続しているのですが、家人がなかなか信用してくれません。また、家人が信用してくれても、職場や親せき、その他周囲の人が全く信用しません。これ程努力しているのにどうせ信用がないのなら、いっそのこと飲んでしまおうかと思う時もあるのですが。

このような悩みは、日常よく聞かれるものです。確かに、あれ程やめにくかった酒を現在真剣にやめている姿を、周囲の人々が冷たい目で見ています。

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断酒のため、自分のアルコール問題を考えるように言われていますが、そのためには各医療機関で行われている院内ミーティングなどの治療プログラムだけで充分と思われます。その上に断酒会やAAに参加する必要があるのでしょうか?

アルコール依存症の唯一の治療法は生涯断酒を続けるしかありません。そのためには、自分はなぜ酒を止め続けなければならない人間なのか、また、過去の飲酒のために、自分や周囲の人間をどのように苦しめてきたのかを自己洞察しなければならないのです。

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内科の先生から、少しくらいなら飲んでも良いと言われましたが、本当によいのでしょうか?

内科の先生方は、毎日のように数多くの患者さん達の治療にあたっています。

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断酒してから、かえって体のあちらこちらに故障が出てきて困っているのですが、どうしてですか?

アルコールという飲料は、すべての意味で麻酔剤としての効果があります。肉体の疲労時にアルコールを飲みますと、一時的に疲労がとれるという経験をされたことがあるかと思われますが、この場合、本当に疲労が回復しているのではなく、アルコールの麻酔作用で一時疲労を麻痺させているだけなのです。

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慢性の禁断症状とはどんな症状でしょうか。

断酒開始直後に出現する手や指の振戦(ふるえ)、発汗、睡眠の障害、頻脈、後頭部の不快感、高血圧などに代表される自律神経症状や、イライラ感、気分のおちこみ、神経過敏などの精神的な不安定、食欲不振、吐気などの症状は、一般にアルコール離脱小症状と呼ばれています。

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治療開始後、断酒を数週間続け、今まである程度飲みたかった酒ですが、今は飲みたいという気持がなくなりました。これでもう大丈夫と思います。今後の断酒にも自信があるのですが?

この、断酒後の離脱症状がおさまり、体調も気分も良くなって、飲酒欲求がなくなった時期というものは、断酒後数年経過し、種々の身体的、精神的、社会的な危機を乗り越えた結果としての真に安定した時期とは全く性質が異なります。これは見かけ上の安定した状態にすぎないのです。

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断酒継続のための具体的な注意事項があれば教えてください。

アルコールを切ると、しばらくして種々の離脱症状が出現します。この離脱症状から逃れるために再飲酒を繰り返してきたわけです。

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