第2章 アルコール症の本質(2)

「飲み方の異常」

●アルコール症の本質:アル中のイメージ

前回お話しましたようなアル中のイメージこそが、多くのアルコール症者に正しい治療を受けるきっかけを失わせていると言ってもよいでしょう。

アルコール症の人々は、よく次のようなことを言って治療から脱落していきます。

自分は、飲んでも暴力をふるったり、暴言をはいたりしたことはない。

自分は、飲んでもちゃんと仕事をしているし家庭もあり、仕事も家庭も失って、昼間から酒を飲んでひっくり返っているアル中とは違う。

自分は、幻覚や妄想状態になったことはない。

このように言って、多くの人々が自己のアルコール症を認めないままに、また病的な飲酒習慣にかえっていきます。

すなわち、このアル中のイメージは、酒にとらわれている自己の姿を否定する材料にも

利用されているわけです。

たとえ、いわゆるアル中のイメージ通りの問題行動をしている人々でも、

「あれは、たまたま飲み過ぎてあんなことをしてしまっただけだ。」

「あれは特別のことで、いつもあんなことをしているわけではない。」

とばかりに、問題行動からも目をそらしてしまうのです。

どちらにしても、“酔い方の異常や問題行動からは、なかなかアルコール症の治療には入れません。”

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

「飲み方の異常」
●アルコール症の本質:アル中のイメージ
前回お話しましたようなアル中のイメージこそが、多くのアルコール症者に正しい治療を受けるきっかけを失わせていると言ってもよいでしょう。

アルコール症の人々は、よく次のようなことを言って治療から脱落していきます。

自分は、飲んでも暴力をふるったり、暴言をはいたりしたことはない。
自分は、飲んでもちゃんと仕事をしているし家庭もあり、仕事も家庭も失って、昼間から酒を飲んでひっくり返っているアル中とは違う。
自分は、幻覚や妄想状態になったことはない。

このように言って、多くの人々が自己のアルコール症を認めないままに、また病的な飲酒習慣にかえっていきます。

すなわち、このアル中のイメージは、酒にとらわれている自己の姿を否定する材料にも
利用されているわけです。

たとえ、いわゆるアル中のイメージ通りの問題行動をしている人々でも、
「あれは、たまたま飲み過ぎてあんなことをしてしまっただけだ。」
「あれは特別のことで、いつもあんなことをしているわけではない。」
とばかりに、問題行動からも目をそらしてしまうのです。

どちらにしても、“酔い方の異常や問題行動からは、なかなかアルコール症の治療には入れません。”