院長からのメッセージ Q&A編19

今回も身体面に関することです。< ?xml:namespace prefix = o ns = "urn:schemas-microsoft-com:office:office" />

断酒後、アルコールが体から切れる時の症状(離脱症状)の一つに、頑固な不眠があります。不眠は、なかなか寝付けないという入眠障害と、しょっちゅう途中で目覚めたり夢をよく見るという持続睡眠障害に分かれます。アルコール離脱期は重篤な入眠障害、持続睡眠障害が出現しますので、それに見合った睡眠剤が必要です。

ただし、飲酒しながらの睡眠剤併用は身体的悪化や事故に繋がることが多いのでやめてください。

離脱期が過ぎると、入眠障害はかなり改善されるのですが、頻回の中途覚醒や悪夢は改善するのにかなり長い年月(人によれば1?2年続きます)かかります。

よく家族が「本人はいびきをかいて寝ている」ということがあるのですが、本人は「眠っていない」と訴えることもあります。それは、本人が決して嘘をついているわけではありません。脳波計をとっているとき、客観的には眠っているのですが、その波形を判読すると覚醒脳波になっています。そのように、外部から眠っているように見えても、脳が活動していることが多いわけです。この場合は、中長期にわたっての持続睡眠剤による治療が必要です。

次に、睡眠神経症というべき現象もあります。これは、患者さんの睡眠に対するイメージに原因があります。なかなか寝付けないとか、一晩に2、3回目が覚めてしまうと訴えることが多いのですが、この人の睡眠に対するイメージは、睡眠というものはスパッと眠れて寝ている間は目も覚めずぐっすりと眠って、然るべき時間にさわやかに目覚めるという睡眠の最高傑作で、そんな睡眠は年に1回か2回あればいいほうです。ところが、実際の睡眠は、心配ごとがあると眠れないこともありますし、加齢と共に眠りが浅くなるのがふつうです。眠りが浅くなったり、とんでもない時間に目覚めてしまうことが当たり前のことです。このイメージがある限り、この人は睡眠に対する訴えが多くなり、睡眠剤の処方がどんどん増えて、昼間ぼーっとしたり、昼寝をしたりして、更に夜間の睡眠の障害に拍車をかけるのです。もう一つ、断酒後、水分を沢山とるようになるのがふつうですので、トイレのために夜間に目覚めることも非常に多く見受けられます。

持続睡眠障害が断酒後の後遺症としたら、睡眠にたいするイメージのための不満足は、睡眠神経症とでも呼んでいいでしょう。このイメージを、捨てることから始めましょう。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

今回も身体面に関することです。< ?xml:namespace prefix = o ns = "urn:schemas-microsoft-com:office:office" />

断酒後、アルコールが体から切れる時の症状(離脱症状)の一つに、頑固な不眠があります。不眠は、なかなか寝付けないという入眠障害と、しょっちゅう途中で目覚めたり夢をよく見るという持続睡眠障害に分かれます。アルコール離脱期は重篤な入眠障害、持続睡眠障害が出現しますので、それに見合った睡眠剤が必要です。

ただし、飲酒しながらの睡眠剤併用は身体的悪化や事故に繋がることが多いのでやめてください。

離脱期が過ぎると、入眠障害はかなり改善されるのですが、頻回の中途覚醒や悪夢は改善するのにかなり長い年月(人によれば1?2年続きます)かかります。

よく家族が「本人はいびきをかいて寝ている」ということがあるのですが、本人は「眠っていない」と訴えることもあります。それは、本人が決して嘘をついているわけではありません。脳波計をとっているとき、客観的には眠っているのですが、その波形を判読すると覚醒脳波になっています。そのように、外部から眠っているように見えても、脳が活動していることが多いわけです。この場合は、中長期にわたっての持続睡眠剤による治療が必要です。

次に、睡眠神経症というべき現象もあります。これは、患者さんの睡眠に対するイメージに原因があります。なかなか寝付けないとか、一晩に2、3回目が覚めてしまうと訴えることが多いのですが、この人の睡眠に対するイメージは、睡眠というものはスパッと眠れて寝ている間は目も覚めずぐっすりと眠って、然るべき時間にさわやかに目覚めるという睡眠の最高傑作で、そんな睡眠は年に1回か2回あればいいほうです。ところが、実際の睡眠は、心配ごとがあると眠れないこともありますし、加齢と共に眠りが浅くなるのがふつうです。眠りが浅くなったり、とんでもない時間に目覚めてしまうことが当たり前のことです。このイメージがある限り、この人は睡眠に対する訴えが多くなり、睡眠剤の処方がどんどん増えて、昼間ぼーっとしたり、昼寝をしたりして、更に夜間の睡眠の障害に拍車をかけるのです。もう一つ、断酒後、水分を沢山とるようになるのがふつうですので、トイレのために夜間に目覚めることも非常に多く見受けられます。

持続睡眠障害が断酒後の後遺症としたら、睡眠にたいするイメージのための不満足は、睡眠神経症とでも呼んでいいでしょう。このイメージを、捨てることから始めましょう。