第4章 心の障害_1(9)

●心の障害_1:飲酒問題の否認

他罰的な考えを持ったアルコール症者たちは、どういう具合に自分を守るのか、その実例を挙げてみましょう。

職場で人間関係がうまくいかないのは、あるいは出世できないのは、自分の酒が悪いわけではない。

確かに、時々遅刻や欠勤をしたかもしれないが、自分は実績を上げてきたしまだまだ能力もあるのに、それを認めない職場の上司が悪い。

夫婦の間がうまくいかなくなったのは、自分が働いて家計を支えてきたのに、そのことを感謝もしなければ口うるさく罵るだけで自分の苦しみを理解しない妻が悪いのであって、自分の酒が原因ではない。

子供との間がうまくいかなくなったのは、自分の酒が悪いのではない。

せっかく苦労して育ててやったのに、少しも感謝せず、親を親とも思わない態度を取る子供が悪い。

このように、アルコール症者はうまくいかないのは周囲が悪い、という態度で自らの飲酒問題を否認しているわけです。

中には、物事が全てうまくいかないことに対してこんな世の中が悪い、とさえ言い放つアルコール症者さえも時々見かけます。

実際、アルコールの問題で職場を追われても、アルコール症者は自らの非を認めないものです。

あんな職場はこちらから辞めてやったのだ。

これが、彼らの言い分です。

同じように、離婚されたり他人との交流を断たれたりしても、彼らは自らの非を認めません。

あんな家内はこちらから解れてやった。

こうして、アルコール症者は自分の飲酒問題を否認してしまいます。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

●心の障害_1:飲酒問題の否認
他罰的な考えを持ったアルコール症者たちは、どういう具合に自分を守るのか、その実例を挙げてみましょう。

職場で人間関係がうまくいかないのは、あるいは出世できないのは、自分の酒が悪いわけではない。
確かに、時々遅刻や欠勤をしたかもしれないが、自分は実績を上げてきたしまだまだ能力もあるのに、それを認めない職場の上司が悪い。
夫婦の間がうまくいかなくなったのは、自分が働いて家計を支えてきたのに、そのことを感謝もしなければ口うるさく罵るだけで自分の苦しみを理解しない妻が悪いのであって、自分の酒が原因ではない。
子供との間がうまくいかなくなったのは、自分の酒が悪いのではない。
せっかく苦労して育ててやったのに、少しも感謝せず、親を親とも思わない態度を取る子供が悪い。

このように、アルコール症者はうまくいかないのは周囲が悪い、という態度で自らの飲酒問題を否認しているわけです。
中には、物事が全てうまくいかないことに対してこんな世の中が悪い、とさえ言い放つアルコール症者さえも時々見かけます。
実際、アルコールの問題で職場を追われても、アルコール症者は自らの非を認めないものです。
あんな職場はこちらから辞めてやったのだ。
これが、彼らの言い分です。

同じように、離婚されたり他人との交流を断たれたりしても、彼らは自らの非を認めません。
あんな家内はこちらから解れてやった。
こうして、アルコール症者は自分の飲酒問題を否認してしまいます。