第5章 心の障害_2(7)

●心の障害_2:飲酒の正当化

これまでお話してきましたように、誰からも受け入れられない状況に対して、アルコール症者は、悩みや悲しみ、孤独感などの感情に支配されたり、逆に受け入れてくれない周囲の人々に敵意や反発を感じたり、不平や不満で常に不全感を持ち続けているのです。

さらにそれは、受け入れられている人々に対する羨みや嫉妬に変化していったり、その他、アルコール症者の心の中はマイナスの感情で一杯になってしまいます。

この心の障害を、これまで説明してきたような自己嫌悪や他罰的な態度で何とかごまかしている事実が、さらに断酒を不可能にしていると言ってもいいでしょう。

こうして、アルコール症者の心がマイナスの感情に支配されると、その苦しみから逃れようとしてさらにアルコールを求めるようになり、益々心の傷を深めるといった悪循環が形成されます。

しかし、飲酒時代のアルコール症者はこの事実になかなか気付きません。

飲酒の結果、周囲の人々から受け入れられなくなっているのに、彼らが考えているのは全く逆のことが多いのです。

つまり、彼らは周囲が受け入れないから飲むのだと、自己の飲酒を正当化するのです。

このような原因と結果の逆転は、アルコールに関連したすべての障害の部分で起こっているのですが、その詳しい考察は終章にゆずり、この章は終わります。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

●心の障害_2:飲酒の正当化
これまでお話してきましたように、誰からも受け入れられない状況に対して、アルコール症者は、悩みや悲しみ、孤独感などの感情に支配されたり、逆に受け入れてくれない周囲の人々に敵意や反発を感じたり、不平や不満で常に不全感を持ち続けているのです。

さらにそれは、受け入れられている人々に対する羨みや嫉妬に変化していったり、その他、アルコール症者の心の中はマイナスの感情で一杯になってしまいます。

この心の障害を、これまで説明してきたような自己嫌悪や他罰的な態度で何とかごまかしている事実が、さらに断酒を不可能にしていると言ってもいいでしょう。

こうして、アルコール症者の心がマイナスの感情に支配されると、その苦しみから逃れようとしてさらにアルコールを求めるようになり、益々心の傷を深めるといった悪循環が形成されます。
しかし、飲酒時代のアルコール症者はこの事実になかなか気付きません。
飲酒の結果、周囲の人々から受け入れられなくなっているのに、彼らが考えているのは全く逆のことが多いのです。
つまり、彼らは周囲が受け入れないから飲むのだと、自己の飲酒を正当化するのです。
このような原因と結果の逆転は、アルコールに関連したすべての障害の部分で起こっているのですが、その詳しい考察は終章にゆずり、この章は終わります。