第6章 アルコール関連社会障害「静かなアルコール症」(1)

●社会障害:寝型タイプのアルコール症者

この章では、アルコールに関連した社会に対する悪影響について考えていきたいと思います。

?

飲酒の上での暴言や暴力による家庭の崩壊。

酩酊の上での近隣社会に対する迷惑。

刃傷沙汰などによる警察問題。

あるいは、職場内外での酩酊しての種々のトラブルなど、飲酒・酩酊が原因の直接的な社会障害については誰の目から見ても明らかです。

ですから、問題行動を起こすアルコール症者に対して、周囲の目から見てこのような酒害については、その問題は比較的簡単であり、酒害を撒き散らすアルコール症者にとっても自分の飲酒のありさまを自覚しやすいものです。

ですから、このようなアルコール症者は、かえって早期に専門治療に結びつくことが多いわけです。

ところが、飲酒しても暴言や暴力もなく飲めば寝てしまうアルコール症者、いわゆる寝型タイプのアルコール症の人々は、自己のアルコール問題に気付きにくく、治療につながるのも遅れるので、アルコールに関連する諸問題が、酒乱タイプのアルコール症より、いつのまにか、かえって深刻になってしまっていることが多いのです。

アルコール症者全体の割合から考えると、大部分がこの寝型タイプのアルコール症であり、自他ともに病気に気付かないままに社会障害を進行させているのです。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

●社会障害:寝型タイプのアルコール症者
この章では、アルコールに関連した社会に対する悪影響について考えていきたいと思います。
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飲酒の上での暴言や暴力による家庭の崩壊。
酩酊の上での近隣社会に対する迷惑。
刃傷沙汰などによる警察問題。

あるいは、職場内外での酩酊しての種々のトラブルなど、飲酒・酩酊が原因の直接的な社会障害については誰の目から見ても明らかです。
ですから、問題行動を起こすアルコール症者に対して、周囲の目から見てこのような酒害については、その問題は比較的簡単であり、酒害を撒き散らすアルコール症者にとっても自分の飲酒のありさまを自覚しやすいものです。
ですから、このようなアルコール症者は、かえって早期に専門治療に結びつくことが多いわけです。

ところが、飲酒しても暴言や暴力もなく飲めば寝てしまうアルコール症者、いわゆる寝型タイプのアルコール症の人々は、自己のアルコール問題に気付きにくく、治療につながるのも遅れるので、アルコールに関連する諸問題が、酒乱タイプのアルコール症より、いつのまにか、かえって深刻になってしまっていることが多いのです。
アルコール症者全体の割合から考えると、大部分がこの寝型タイプのアルコール症であり、自他ともに病気に気付かないままに社会障害を進行させているのです。