第6章 アルコール関連社会障害「静かなアルコール症」(12)

●社会障害:静かなアルコール症

これまでお話してきたように、静かに飲んでいるはずのアルコール症者の立場は、家庭内でも職場内においても失われていくのです。

こうなると本人は、家庭内でも職場内でも居心地が悪くなり、ますますアルコールを求めるようになってしまいます。

以上のような経過をたどるアルコール症者の人間関係の崩壊を、静かな崩壊と呼んでいいでしょう。

一般の人々の中にあるアルコール症のイメージのように、社会的な規範から大きく外れるような行動の異常を示す人だけがアルコール症ではありません。

目だった行動異常が無くとも、長年の飲酒が、その人の人間関係をこのように崩壊させることが可能なのです。

このような人々を、静かなアルコール症と呼ぶことにしましょう。

?

静かなアルコール症者の問題点

アルコール症者をごく大雑把に分けますと、飲んで暴れる酒乱型と、飲むとおとなしく眠ってしまう寝型に分類できます。

後者が静かなアルコール症者ですが、このタイプの方が数としては酒乱型よりも圧倒的に多いのです。

酒乱型の人は飲酒問題行動が目立ちますから、周囲の人々も本人もアルコール問題に気付きやすく早期発見が可能です。

しかし、寝型の人は派手な飲酒問題行動もなく、静かなゆえにどうしても発見が遅れてしまいます。

そのために、長期間にわたって大量飲酒が続き痴呆状態になってしまったり、もはや社会復帰が不可能なくらいに身体が傷害されたりする確率が高くなります。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

●社会障害:静かなアルコール症
これまでお話してきたように、静かに飲んでいるはずのアルコール症者の立場は、家庭内でも職場内においても失われていくのです。
こうなると本人は、家庭内でも職場内でも居心地が悪くなり、ますますアルコールを求めるようになってしまいます。
以上のような経過をたどるアルコール症者の人間関係の崩壊を、静かな崩壊と呼んでいいでしょう。
一般の人々の中にあるアルコール症のイメージのように、社会的な規範から大きく外れるような行動の異常を示す人だけがアルコール症ではありません。
目だった行動異常が無くとも、長年の飲酒が、その人の人間関係をこのように崩壊させることが可能なのです。
このような人々を、静かなアルコール症と呼ぶことにしましょう。
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静かなアルコール症者の問題点

アルコール症者をごく大雑把に分けますと、飲んで暴れる酒乱型と、飲むとおとなしく眠ってしまう寝型に分類できます。
後者が静かなアルコール症者ですが、このタイプの方が数としては酒乱型よりも圧倒的に多いのです。
酒乱型の人は飲酒問題行動が目立ちますから、周囲の人々も本人もアルコール問題に気付きやすく早期発見が可能です。
しかし、寝型の人は派手な飲酒問題行動もなく、静かなゆえにどうしても発見が遅れてしまいます。
そのために、長期間にわたって大量飲酒が続き痴呆状態になってしまったり、もはや社会復帰が不可能なくらいに身体が傷害されたりする確率が高くなります。