第6章 アルコール関連社会障害「静かなアルコール症」(13)

●社会障害:静かなアルコール症者の問題点

前回お話したとおり、飲んで問題行動を起こす人だけがアルコール症だと考えていますので、静かなアルコール症の人は、専門的な治療を受ける機会がたとえあったとしても、自分をアルコール症と認めにくいのです。

断酒会やAA(アルコール依存症者により始められた自助グループ)、アルコール症の各医療機関がまだ整備されていなかった一昔以前にも静かなアルコール症者は多かったのですが、自己の問題に気付かず断酒はできませんでした。

その頃、自分のアルコール問題に気付き断酒会やAAにつながって断酒を始めたアルコール症者は、ほとんどが派手な体験談を持つ酒乱型の人々でした。

その結果、断酒暦の長い人々の体験談は、かなり深刻で派手な内容のものが多いわけです。

せっかく断酒会やAAに出席しても、このような酒乱型の体験談を聞き、やはり自分はアルコール症ではないと考え、断酒の決意が得られにくいという事実もまた、静かなアルコール症者の問題点の一つです

しかし、何度も繰り返し述べてきたように、静かに飲んでいたからといって何も問題が無かったということは決してありません。

むしろ酒乱型の人々よりも静かなアルコール症者の方が、人間関係の崩壊や心の崩壊が深く静かに進行して行っているケースが多いのです。

最後に、自分は静かに飲んできたからアルコール症にはなっていないと思っている方は、もう一度この章を読み返して下さい。

そして、少しでも多くの人々が自分のアルコール問題について洞察され、断酒の決意をなされることを願っています。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

●社会障害:静かなアルコール症者の問題点
前回お話したとおり、飲んで問題行動を起こす人だけがアルコール症だと考えていますので、静かなアルコール症の人は、専門的な治療を受ける機会がたとえあったとしても、自分をアルコール症と認めにくいのです。
断酒会やAA(アルコール依存症者により始められた自助グループ)、アルコール症の各医療機関がまだ整備されていなかった一昔以前にも静かなアルコール症者は多かったのですが、自己の問題に気付かず断酒はできませんでした。
その頃、自分のアルコール問題に気付き断酒会やAAにつながって断酒を始めたアルコール症者は、ほとんどが派手な体験談を持つ酒乱型の人々でした。
その結果、断酒暦の長い人々の体験談は、かなり深刻で派手な内容のものが多いわけです。
せっかく断酒会やAAに出席しても、このような酒乱型の体験談を聞き、やはり自分はアルコール症ではないと考え、断酒の決意が得られにくいという事実もまた、静かなアルコール症者の問題点の一つです
しかし、何度も繰り返し述べてきたように、静かに飲んでいたからといって何も問題が無かったということは決してありません。
むしろ酒乱型の人々よりも静かなアルコール症者の方が、人間関係の崩壊や心の崩壊が深く静かに進行して行っているケースが多いのです。
最後に、自分は静かに飲んできたからアルコール症にはなっていないと思っている方は、もう一度この章を読み返して下さい。
そして、少しでも多くの人々が自分のアルコール問題について洞察され、断酒の決意をなされることを願っています。