第7章 アルコール関連生活障害(2)

●生活障害:生活能力

社会生活に必要なこの能力はすでに子供時代から養われていくものですが、特に一人の人間が実社会に出てから種々の困難な場面にぶつかり、それをその人なりに一つずつ乗り越えていく経験を積むことによって急速に身についていくのです。

その例をこれから少し考えてみましょう。

ある人が学校を卒業し、就職し、実社会に出た頃から考えてみます。

この人は、まだ実社会のしくみについては何も知らないと言ってよいでしょう。

子供の頃や学生時代は、親や先生という指導者がおり、いろいろな指導をしてくれます。

また誰に対してもあまり責任のない時代ですから、少しくらいハメをはずしたところで周囲の大人達は許してくれていたことでしょう。

しかし、一旦社会に出ますと、それなりの責任を負わされますし、誰も以前のように親切には指導してくれません。

この人は、自分の力でいろいろなことを学んでいかねばならないわけです。

この世の中には、目に見えない約束事が数多くあります。

これは、身をもって経験しないとなかなか分からないものです。

ある時は、自分の感情をコントロールしてでも他人とつき合っていかねばならない場合もあるでしょう。

また、気分の乗らない時があっても、無理にでも仕事をしなければならない場合もあるでしょう。

あるいは、複雑な問題にぶつかり、どこから手を付けていけばよいのかわからない場合もあるでしょう。

しかし、このような障害を一つ乗り越えていくたびに、この人に生活の能力が身についていくのです。

この人が家庭を持てば、義務や責任はさらに重くなるはずです。

一家の大黒柱として、家庭の内外の問題を一つずつ乗り越えていく。

年とともにさらに重くなってくる社会人としての義務や責任を果たしていく。

このような日々の積み重ねによって、この人は人間社会で生きていくための多くの生活能力を身につけた社会人になるのです。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

●生活障害:生活能力
社会生活に必要なこの能力はすでに子供時代から養われていくものですが、特に一人の人間が実社会に出てから種々の困難な場面にぶつかり、それをその人なりに一つずつ乗り越えていく経験を積むことによって急速に身についていくのです。

その例をこれから少し考えてみましょう。
ある人が学校を卒業し、就職し、実社会に出た頃から考えてみます。
この人は、まだ実社会のしくみについては何も知らないと言ってよいでしょう。
子供の頃や学生時代は、親や先生という指導者がおり、いろいろな指導をしてくれます。
また誰に対してもあまり責任のない時代ですから、少しくらいハメをはずしたところで周囲の大人達は許してくれていたことでしょう。
しかし、一旦社会に出ますと、それなりの責任を負わされますし、誰も以前のように親切には指導してくれません。
この人は、自分の力でいろいろなことを学んでいかねばならないわけです。
この世の中には、目に見えない約束事が数多くあります。
これは、身をもって経験しないとなかなか分からないものです。
ある時は、自分の感情をコントロールしてでも他人とつき合っていかねばならない場合もあるでしょう。
また、気分の乗らない時があっても、無理にでも仕事をしなければならない場合もあるでしょう。
あるいは、複雑な問題にぶつかり、どこから手を付けていけばよいのかわからない場合もあるでしょう。
しかし、このような障害を一つ乗り越えていくたびに、この人に生活の能力が身についていくのです。
この人が家庭を持てば、義務や責任はさらに重くなるはずです。
一家の大黒柱として、家庭の内外の問題を一つずつ乗り越えていく。
年とともにさらに重くなってくる社会人としての義務や責任を果たしていく。
このような日々の積み重ねによって、この人は人間社会で生きていくための多くの生活能力を身につけた社会人になるのです。