第7章 アルコール関連生活障害(3)

●生活障害:生活能力

人間は、生まれながらにして社会で生きていける存在ではありません。

社会で生きていける社会人に、このような訓練の日々を通して成長していくのです。

ところが、アルコールは一人の人間が社会人になっていく時期に大きな障害となります。

なぜなら、このように社会人として成長していくべき時期に、アルコール症者の場合、飲酒生活が重なってくるからです。

20歳代後半から30歳代のすべて、40歳代の前半、この時期は社会人として成長していくための大切な訓練の期間と言ってよいでしょう。

この時期に、目の前にたちふさがってくる諸問題から逃げてしまわず、どのくらいそれらを乗り越えたかによって、その人の物事に対応する能力の大きさが決定されるのです。

ところが、アルコール症が進行していくのは、まさにこの時期です。

年をとるにつれて、また社会的な責任が重くなるにつれて、病気は進行し、飲酒量は増加していきます。

その結果、責任を果たすべき時に、また嫌いなことや辛い時に、あるいは自分の感情をうまく処理しなければならない時に、すでに酒が入ってしまっているということが多いのです。

このような日々を何日積み重ねたところで、生活のトレーニングはできません。

こうして、アルコール症者は社会生活に必要な生活能力を身につける機会を失ってしまうのです。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

●生活障害:生活能力
人間は、生まれながらにして社会で生きていける存在ではありません。
社会で生きていける社会人に、このような訓練の日々を通して成長していくのです。
ところが、アルコールは一人の人間が社会人になっていく時期に大きな障害となります。
なぜなら、このように社会人として成長していくべき時期に、アルコール症者の場合、飲酒生活が重なってくるからです。
20歳代後半から30歳代のすべて、40歳代の前半、この時期は社会人として成長していくための大切な訓練の期間と言ってよいでしょう。
この時期に、目の前にたちふさがってくる諸問題から逃げてしまわず、どのくらいそれらを乗り越えたかによって、その人の物事に対応する能力の大きさが決定されるのです。
ところが、アルコール症が進行していくのは、まさにこの時期です。
年をとるにつれて、また社会的な責任が重くなるにつれて、病気は進行し、飲酒量は増加していきます。
その結果、責任を果たすべき時に、また嫌いなことや辛い時に、あるいは自分の感情をうまく処理しなければならない時に、すでに酒が入ってしまっているということが多いのです。
このような日々を何日積み重ねたところで、生活のトレーニングはできません。
こうして、アルコール症者は社会生活に必要な生活能力を身につける機会を失ってしまうのです。