第7章 アルコール関連生活障害(4)

●生活障害:問題からの逃避

自らの酒害を認め、断酒を決意した人は多くいます。

しかし、断酒に失敗し再飲酒した時の理由の中に、生活能力の低下、つまり物事に対応する能力の低下がよく認められます。

不幸にして再飲酒してしまった人の声を聞いてみましょう。

・断酒していたが、肉親の死別という悲しみに負けて飲んでしまった。

・経済的に行き詰まり、どうしようもなくなって飲んでしまった。

・子供の非行問題に悩み、つい飲んでしまった。

・職場での対人関係がうまくいかず、最後には飲んでしまった。

このように、いろいろなストレスが失敗の原因となっています。

なるほど、その理由の一つ一つを見てみますと確かに大きなストレスであり、これでは飲んでしまっても仕方がないという見方も成り立ちます。

しかし、逆にこのような時にこそ、飲まずにしらふでがんばらなければならなかったのではないでしょうか。

ここが肝腎なのです。

アルコール症者は、このように肝腎な時に飲んでしまうのです。

一般の人々は、ふだん飲酒していても、このような危機に際して飲むことをやめ、問題に立ち向かおうとするものです。

しかし、アルコール症者は全く逆です。

断酒していても、このような危機に際して反射的に飲酒してしまい、問題から逃避してしまうことが多いのです。

この違いは長年の生活態度から生まれてきたものでしょう。

アルコール症者は、自分が何か解決せねばならない時にかぎって、飲んでうさ晴らしをしたり、問題を放置したりしてきたのです。

このように、肝腎な時に飲んでしまう人間に対して、周囲の人々が信用しなくなるのはあたりまえのことでしょう。

あの人は大切な時にかぎって飲んだくれている。

このように思っている家族の何と多いことでしょう。

生活能力の低下、言い換えますとストレスを乗り越える能力の低下は、このようにしてその人の信用さえ失わせてしまいます。

アルコール症者は、このように大きなストレスに対しても弱くなっているのですが、日常生活の中で見出される小さなストレスにも弱くなっているものです。

これは、物事を円満に処理できないという事実です。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

●生活障害:問題からの逃避
自らの酒害を認め、断酒を決意した人は多くいます。
しかし、断酒に失敗し再飲酒した時の理由の中に、生活能力の低下、つまり物事に対応する能力の低下がよく認められます。
不幸にして再飲酒してしまった人の声を聞いてみましょう。
・断酒していたが、肉親の死別という悲しみに負けて飲んでしまった。
・経済的に行き詰まり、どうしようもなくなって飲んでしまった。
・子供の非行問題に悩み、つい飲んでしまった。
・職場での対人関係がうまくいかず、最後には飲んでしまった。
このように、いろいろなストレスが失敗の原因となっています。
なるほど、その理由の一つ一つを見てみますと確かに大きなストレスであり、これでは飲んでしまっても仕方がないという見方も成り立ちます。
しかし、逆にこのような時にこそ、飲まずにしらふでがんばらなければならなかったのではないでしょうか。
ここが肝腎なのです。
アルコール症者は、このように肝腎な時に飲んでしまうのです。
一般の人々は、ふだん飲酒していても、このような危機に際して飲むことをやめ、問題に立ち向かおうとするものです。
しかし、アルコール症者は全く逆です。
断酒していても、このような危機に際して反射的に飲酒してしまい、問題から逃避してしまうことが多いのです。
この違いは長年の生活態度から生まれてきたものでしょう。
アルコール症者は、自分が何か解決せねばならない時にかぎって、飲んでうさ晴らしをしたり、問題を放置したりしてきたのです。
このように、肝腎な時に飲んでしまう人間に対して、周囲の人々が信用しなくなるのはあたりまえのことでしょう。

あの人は大切な時にかぎって飲んだくれている。
このように思っている家族の何と多いことでしょう。

生活能力の低下、言い換えますとストレスを乗り越える能力の低下は、このようにしてその人の信用さえ失わせてしまいます。

アルコール症者は、このように大きなストレスに対しても弱くなっているのですが、日常生活の中で見出される小さなストレスにも弱くなっているものです。
これは、物事を円満に処理できないという事実です。