第7章 アルコール関連生活障害(8)

●生活障害:飲酒の再発

前回ご説明したように、生活能力の低下は他罰的、自己中心的な態度を生み出しています。

そして、少し自分の都合の悪いことに出会うと、すぐに感情的になってしまい、飲酒につながってしまうのです。

このように、すべてが酒につながるようになる悪循環が形成されているのがアルコール症の大きな特徴であり、このため、なかなか断酒ができなくなっています。

この悪循環を断ち切って断酒新生を実行するためには、断酒と同時にもう一度、生活のトレーニングをやり直すのだという強い決意が必要です。

治療が始まり、断酒が少し軌道に乗りだした初期の頃、

「もう飲みたいとは思わない、これで断酒が続けられるだろう。」

と、考える人が多いのですが、このような飲酒欲求のない安定した時期は長く続きません。

よく考えてみると、長年の飲酒生活のために一般の人々よりは未解決のままに放置してある諸問題が山積みになっているはずです。

その諸問題の中に、問題を冷静に解決することが苦手になっている人が、しらふになってかえっていくわけです。

これではすぐにでもどれかの障害につまずき、たちまち飲酒欲求が出現し、飲酒してしまいます。

一つや二つの障害であれば、なんとか我慢して、しらふで乗り越えられたとしても、嫌なことや自分が解決しなければならない問題、あるいは複雑すぎて、どう整理していけばよいのかわからないような問題などに次々とぶつかると、最後には混乱してしまうものです。

混乱すれば条件反射的に飲酒してしまうという習慣がよみがえり、ここで飲酒再発してしまいます。

以上のような理由で、一時の飲酒欲求のない状態というものは全くあてになりません。

混乱するような事態に対して、あるいは危機に際して、飲酒欲求は繰り返し出現するとあらかじめ覚悟しておいて下さい。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

●生活障害:飲酒の再発
前回ご説明したように、生活能力の低下は他罰的、自己中心的な態度を生み出しています。
そして、少し自分の都合の悪いことに出会うと、すぐに感情的になってしまい、飲酒につながってしまうのです。
このように、すべてが酒につながるようになる悪循環が形成されているのがアルコール症の大きな特徴であり、このため、なかなか断酒ができなくなっています。
この悪循環を断ち切って断酒新生を実行するためには、断酒と同時にもう一度、生活のトレーニングをやり直すのだという強い決意が必要です。

治療が始まり、断酒が少し軌道に乗りだした初期の頃、
「もう飲みたいとは思わない、これで断酒が続けられるだろう。」
と、考える人が多いのですが、このような飲酒欲求のない安定した時期は長く続きません。

よく考えてみると、長年の飲酒生活のために一般の人々よりは未解決のままに放置してある諸問題が山積みになっているはずです。
その諸問題の中に、問題を冷静に解決することが苦手になっている人が、しらふになってかえっていくわけです。
これではすぐにでもどれかの障害につまずき、たちまち飲酒欲求が出現し、飲酒してしまいます。
一つや二つの障害であれば、なんとか我慢して、しらふで乗り越えられたとしても、嫌なことや自分が解決しなければならない問題、あるいは複雑すぎて、どう整理していけばよいのかわからないような問題などに次々とぶつかると、最後には混乱してしまうものです。
混乱すれば条件反射的に飲酒してしまうという習慣がよみがえり、ここで飲酒再発してしまいます。

以上のような理由で、一時の飲酒欲求のない状態というものは全くあてになりません。
混乱するような事態に対して、あるいは危機に際して、飲酒欲求は繰り返し出現するとあらかじめ覚悟しておいて下さい。