終章 アルコール症の悪循環と自助グループについて(3)

第一節 AA、断酒会(自助グループ)

●自助グループ:継続参加

前回お話ししましたように、体験談にはアルコール症者に自分の現実の姿を自分が行ったことであると認めさせる力があります。

AA(アルコール依存症者により始められた自助グループ)や断酒会の参加を嫌がるアルコール症者も多いのですが、このような人はAAや断酒会に行けば、認めたくない自分の現実の姿を突きつけられる、という無意識の恐怖をもっていることが多いようです。

だから、このような人々の体験談に対する批判は、だいたい次のようになります。

人前で自分の過去の恥を話して何になるのだろう。

自分は過去のことを水に流して新しくやり直したい。

だから体験談など無意味だ。

AAや断酒会に参加しても、過去の同じような話ばかりで発展性がない。

これから断酒していく上での糧となるような建設的なことを話し合えばよいのに。

このような批判こそ、逆に自分の過去の現実の姿を認めたくないという自己防衛の証拠なのです。このような態度で断酒継続が困難なのは言うまでもありません。

以上のように、自己のアルコール問題を現実の姿として認めるという自己洞察を行う場として、AAや断酒会への継続参加が絶対に必要なのです。

AAや断酒会の意味はまだまだあるのですが、体験談の意味するものとしては、アルコール症者に自己の現実を認めさせその現実を改善させるために断酒が絶対に必要であると、常に確認し続ける作用が最も大きいと思います。

次に、アルコール症者の考えの中に起こっている原因と結果の逆転について考察し、それに対してAAや断酒会の体験談がとのようにその逆転を改善させる力を持っているかを述べてみましょう。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

第一節 AA、断酒会(自助グループ)
●自助グループ:継続参加
前回お話ししましたように、体験談にはアルコール症者に自分の現実の姿を自分が行ったことであると認めさせる力があります。
AA(アルコール依存症者により始められた自助グループ)や断酒会の参加を嫌がるアルコール症者も多いのですが、このような人はAAや断酒会に行けば、認めたくない自分の現実の姿を突きつけられる、という無意識の恐怖をもっていることが多いようです。
だから、このような人々の体験談に対する批判は、だいたい次のようになります。
人前で自分の過去の恥を話して何になるのだろう。
自分は過去のことを水に流して新しくやり直したい。
だから体験談など無意味だ。
AAや断酒会に参加しても、過去の同じような話ばかりで発展性がない。
これから断酒していく上での糧となるような建設的なことを話し合えばよいのに。
このような批判こそ、逆に自分の過去の現実の姿を認めたくないという自己防衛の証拠なのです。このような態度で断酒継続が困難なのは言うまでもありません。
以上のように、自己のアルコール問題を現実の姿として認めるという自己洞察を行う場として、AAや断酒会への継続参加が絶対に必要なのです。
AAや断酒会の意味はまだまだあるのですが、体験談の意味するものとしては、アルコール症者に自己の現実を認めさせその現実を改善させるために断酒が絶対に必要であると、常に確認し続ける作用が最も大きいと思います。
次に、アルコール症者の考えの中に起こっている原因と結果の逆転について考察し、それに対してAAや断酒会の体験談がとのようにその逆転を改善させる力を持っているかを述べてみましょう。