終章 アルコール症の悪循環と自助グループについて(5)

第二節 アルコール症の悪循環

●アルコール症の悪循環:様々な悪循環

飲酒と心の障害も、同じように第三の悪循環を形成しています。

飲酒生活が続く中で人間関係は様々な障害を受け、アルコール症者は信用を失って行きます。

そのような状況の中でアルコール症者の心は、満たされない思いや悲しみ、挫折感、怒り、他罰的な態度など、いろいろなマイナスの感情でいっぱいになってしまうものです。

また逆に、現在の悲惨な状態の中で自己嫌悪や不安感、罪責感で悩む人も多いことでしょう。

このようなどうしようもない思い、つまり傷つき疲れた心から何とか逃れようとアルコール症者はさらにアルコールを求め、そのアルコールが次の心の障害につながり、またアルコールにのめり込むといった堂々巡りの悪循環にはまり込んでしまうのです。

第四の悪循環は、飲酒と生活障害の間に形成されます。

肝腎な時や、その他自分の役割を果たさねばならない場面に飲酒していたという事実が、アルコール症者から生活能力を奪ってしまいます。

その詳細については、アルコール関連生活障害の章で述べていますのでもう一度読み返して下さい。

とにかく、アルコール症者は長年の飲酒生活の結果、生活者としての力を失っており、一定の生活パターンしかできなくなっている人が多いのです。

ですから、この単調な生活パターンから外れた場面に出会うとたちまち混乱し、飲酒に結びついてしまうわけです。

断酒継続している人が失敗するのも、このようなストレスにさらされた時が多いようです。

問題に直面した時いつもアルコールに逃避していたのでは、いつまでたっても問題解決の能力が身に付くはずがありません。

こうして、飲酒生活の中でストレスに弱くなったアルコール症者がストレスに直面したときに、反射的に飲酒することによってさらに諸問題を解決する能力を低下させるという悪循環ができてしまうのです。

これでは、いつまでたっても断酒継続は不可能でしょう。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

第二節 アルコール症の悪循環
●アルコール症の悪循環:様々な悪循環
飲酒と心の障害も、同じように第三の悪循環を形成しています。
飲酒生活が続く中で人間関係は様々な障害を受け、アルコール症者は信用を失って行きます。
そのような状況の中でアルコール症者の心は、満たされない思いや悲しみ、挫折感、怒り、他罰的な態度など、いろいろなマイナスの感情でいっぱいになってしまうものです。
また逆に、現在の悲惨な状態の中で自己嫌悪や不安感、罪責感で悩む人も多いことでしょう。
このようなどうしようもない思い、つまり傷つき疲れた心から何とか逃れようとアルコール症者はさらにアルコールを求め、そのアルコールが次の心の障害につながり、またアルコールにのめり込むといった堂々巡りの悪循環にはまり込んでしまうのです。
第四の悪循環は、飲酒と生活障害の間に形成されます。
肝腎な時や、その他自分の役割を果たさねばならない場面に飲酒していたという事実が、アルコール症者から生活能力を奪ってしまいます。
その詳細については、アルコール関連生活障害の章で述べていますのでもう一度読み返して下さい。
とにかく、アルコール症者は長年の飲酒生活の結果、生活者としての力を失っており、一定の生活パターンしかできなくなっている人が多いのです。
ですから、この単調な生活パターンから外れた場面に出会うとたちまち混乱し、飲酒に結びついてしまうわけです。
断酒継続している人が失敗するのも、このようなストレスにさらされた時が多いようです。
問題に直面した時いつもアルコールに逃避していたのでは、いつまでたっても問題解決の能力が身に付くはずがありません。
こうして、飲酒生活の中でストレスに弱くなったアルコール症者がストレスに直面したときに、反射的に飲酒することによってさらに諸問題を解決する能力を低下させるという悪循環ができてしまうのです。
これでは、いつまでたっても断酒継続は不可能でしょう。