アルコール関連社会障害「人間関係の障害」(4)

まず、命や健康と酒とを比べてみましょう。

アルコール症者のように、
長期間大量の飲酒を続けていると、
当然身体のどこかに故障がおこってきます。

肝臓病や胃腸病、糖尿病など
さまざまな病気になる確率が高くなります。

そして、一般の病院で治療を受けるのですが、
残念ながら医師の忠告は守れません。

酒は身体に悪いから控えて下さい、あるいは止めて下さい。

アルコール症者は、
このような医師の注意を守り続けることができなかったはずです。

通院して、点滴注射などの治療を受けながら
その間の日は飲んでいたり、
せっかく身体を治してもらってもしばらくするとまた飲みだし、
再度入院になって入退院を繰り返したりします。

もっとひどい人は、入院中にさえ隠れて飲んでいます。

この事実だけを見ると、
どうやらアルコール症者にとって、
酒は自分の命や健康よりも上に位置しているようです。

次に、家庭の平和と酒を比較しても同じことが言えます。

妻がいくら酒を控えるように頼んでも、
ついには飲まさないように酒を隠してしまっても、
やはり飲んでいたはずです。

また、子供たちがいくら悲しい思いをしても、
酒を止めることはできなかったのです。

アルコール症者は
このように家庭に波風が立っても、
自らの飲酒をコントロールすることも
止め続けることもできなくなってしまいます。

即ち、
アルコール症者にとっては、
酒は自分の家庭の平和よりも
上位になってしまっているわけです。

最後に、自分の職業と酒とを比べても
同じことに気付くでしょう。

飲酒に基づく生活の乱れのために、
仕事の能率が下がっていたり、
ミスが増えていたり、
あるいは遅刻や欠勤などの
職場の信用を落とすような問題行動が段々と目立ってきます。

そして、自らを反省したり職場から注意されても、
結局は酒を止めることはできないのです。

しばらく禁酒ができても
最後にはやはり酒に手を出し、
同じような問題行動を続けてしまいます。

このような事実だけから見ても、
アルコール症者にとって酒は、
自らの職業よりも上にきてしまっているのです。

一般の人々にとって大切な
自分の命や健康、
自分の家庭の平和、
自分の仕事よりも、
アルコール症者の酒は上位に位置しています。

飲んでいる本人はこのことに気付きませんが、
前述のように客観的に事実だけを見ていくと、
アルコール症者にとって酒は全てに優先していると
言わざるを得ません。

その他の趣味だとか、
いろいろなものと比較してみても、
酒が上にあることは言うまでもありません。

よく、
「私から酒を取ってしまったら何も残らない」
と言うアルコール症者がいますが、
この言葉こそが
その他の全てのものに優先している
証拠ではないでしょうか。

この一般常識にはずれた事実が
周囲の人々の怒りを買い、
それが非難や説教となって
アルコール症者に集中するわけです。

ここで何が起こっているかと言うと、人間関係の崩壊です。

続く 次回は7月3日(月)に公開します。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

まず、命や健康と酒とを比べてみましょう。
アルコール症者のように、
長期間大量の飲酒を続けていると、
当然身体のどこかに故障がおこってきます。
肝臓病や胃腸病、糖尿病など
さまざまな病気になる確率が高くなります。
そして、一般の病院で治療を受けるのですが、
残念ながら医師の忠告は守れません。
酒は身体に悪いから控えて下さい、あるいは止めて下さい。

アルコール症者は、
このような医師の注意を守り続けることができなかったはずです。
通院して、点滴注射などの治療を受けながら
その間の日は飲んでいたり、
せっかく身体を治してもらってもしばらくするとまた飲みだし、
再度入院になって入退院を繰り返したりします。
もっとひどい人は、入院中にさえ隠れて飲んでいます。
この事実だけを見ると、
どうやらアルコール症者にとって、
酒は自分の命や健康よりも上に位置しているようです。
次に、家庭の平和と酒を比較しても同じことが言えます。
妻がいくら酒を控えるように頼んでも、
ついには飲まさないように酒を隠してしまっても、
やはり飲んでいたはずです。
また、子供たちがいくら悲しい思いをしても、
酒を止めることはできなかったのです。
アルコール症者は
このように家庭に波風が立っても、
自らの飲酒をコントロールすることも
止め続けることもできなくなってしまいます。
即ち、
アルコール症者にとっては、
酒は自分の家庭の平和よりも
上位になってしまっているわけです。
最後に、自分の職業と酒とを比べても
同じことに気付くでしょう。
飲酒に基づく生活の乱れのために、
仕事の能率が下がっていたり、
ミスが増えていたり、
あるいは遅刻や欠勤などの
職場の信用を落とすような問題行動が段々と目立ってきます。
そして、自らを反省したり職場から注意されても、
結局は酒を止めることはできないのです。
しばらく禁酒ができても
最後にはやはり酒に手を出し、
同じような問題行動を続けてしまいます。
このような事実だけから見ても、
アルコール症者にとって酒は、
自らの職業よりも上にきてしまっているのです。
一般の人々にとって大切な
自分の命や健康、
自分の家庭の平和、
自分の仕事よりも、
アルコール症者の酒は上位に位置しています。
飲んでいる本人はこのことに気付きませんが、
前述のように客観的に事実だけを見ていくと、
アルコール症者にとって酒は全てに優先していると
言わざるを得ません。
その他の趣味だとか、
いろいろなものと比較してみても、
酒が上にあることは言うまでもありません。
よく、
「私から酒を取ってしまったら何も残らない」
と言うアルコール症者がいますが、
この言葉こそが
その他の全てのものに優先している
証拠ではないでしょうか。
この一般常識にはずれた事実が
周囲の人々の怒りを買い、
それが非難や説教となって
アルコール症者に集中するわけです。
ここで何が起こっているかと言うと、人間関係の崩壊です。
続く 次回は7月3日(月)に公開します。