院長からのメッセージ 16

胃炎からPTSDまで…

 交感神経の興奮がしじゅう続いたままになると、たとえば次のような症状が現れます。

 神経性の下痢やストレス性の胃炎など。これは胃腸に送られる血流が低下し、粘液の分泌も不足し、消化吸収能力も落ちるためです。味覚が低下して、何を食べても砂をかむような味がする場合もあります。

 頭皮への血流が不足すれば、円形脱毛症になります。末梢血管のめぐりが悪い状態が続けば、冷え性になったり皮膚炎にかかりやすくなります。唾液の分泌が不足すれば口が渇きます。

 小児喘息も、緊張状態で気管支の収縮が続いたことが背景になって起きます。

 興奮が続いているのですから当然、不眠になります。早くて浅い呼吸による過換気症候群(過呼吸)になったりもします。

 交感神経の興奮が続くと攻撃性が亢進し痛覚が鈍磨するため、自傷行為が起きたり、暴力となることもあります。いずれも攻撃性を発散することで、緊張を緩和しようとしているのです。

 PTSD(心的外傷後ストレス障害)も、ちょっとした刺激によって交感神経のスイッチが入ってしまう状態です。過去に恐怖や不安を味わったときと同じ反応が何かのきっかけでよみがえるのです。しまうまに例えるなら、近くの木が風でざわっとしたとたん「ライオンだ!」と全身が緊張するようなものです。

 複雑性PTSDというのもあります。これは特定の恐怖体験ではなく、子供時代に繰り返し虐待を受けるなど、慢性的な交感神経の興奮が続いたことで起きるものです。そうなれば当然、自律神経のバランスが崩れるし、ちょっとしたことで交感神経のスイッチが入りやすくなります。攻撃に出たり、不安で逃げたくなったり…。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

胃炎からPTSDまで…
 交感神経の興奮がしじゅう続いたままになると、たとえば次のような症状が現れます。
 神経性の下痢やストレス性の胃炎など。これは胃腸に送られる血流が低下し、粘液の分泌も不足し、消化吸収能力も落ちるためです。味覚が低下して、何を食べても砂をかむような味がする場合もあります。
 頭皮への血流が不足すれば、円形脱毛症になります。末梢血管のめぐりが悪い状態が続けば、冷え性になったり皮膚炎にかかりやすくなります。唾液の分泌が不足すれば口が渇きます。
 小児喘息も、緊張状態で気管支の収縮が続いたことが背景になって起きます。
 興奮が続いているのですから当然、不眠になります。早くて浅い呼吸による過換気症候群(過呼吸)になったりもします。
 交感神経の興奮が続くと攻撃性が亢進し痛覚が鈍磨するため、自傷行為が起きたり、暴力となることもあります。いずれも攻撃性を発散することで、緊張を緩和しようとしているのです。
 PTSD(心的外傷後ストレス障害)も、ちょっとした刺激によって交感神経のスイッチが入ってしまう状態です。過去に恐怖や不安を味わったときと同じ反応が何かのきっかけでよみがえるのです。しまうまに例えるなら、近くの木が風でざわっとしたとたん「ライオンだ!」と全身が緊張するようなものです。
 複雑性PTSDというのもあります。これは特定の恐怖体験ではなく、子供時代に繰り返し虐待を受けるなど、慢性的な交感神経の興奮が続いたことで起きるものです。そうなれば当然、自律神経のバランスが崩れるし、ちょっとしたことで交感神経のスイッチが入りやすくなります。攻撃に出たり、不安で逃げたくなったり…。