院長からのメッセージ 17

断酒したばかりの人は…

 さて、ようやく皆さんに直接関係のある、アルコールの話です。交感神経の興奮を沈める手っ取り早い方法、それは皆さんにはおなじみ、お酒を飲むことです。

 仕事でイライラしたり、何か不安があったり、腹にすえかねる出来事があっても、酒を飲めば気分が落ち着いてリラックスできる…。

 ただし本当に、交感神経の興奮がしずまったわけではありません。アルコールは交感神経の遮断剤なのです。つまり交感神経からくる情報を、酒がブロックしただけ。

 アルコールによる遮断がなくなれば、以前として交感神経の興奮は続いています。それに対処するために、また酒を飲む必要があります。こうやって長年の間、酒で情報を遮断し続けていると、「情報がこない状態」が普通のことになってきます。

 そこへ酒が切れたらどうなるでしょう。

 交感神経の興奮状態が、一気に現れてきます。

 イライラに始まって、発汗、眠れない、手が震える、更に脳の過剰な興奮は幻覚も作り出します。

 こうした離脱症状は一週間ほどで一段落しますが、慢性的な離脱がおさまるまでには長いことかかります。たとえば不眠は一年以上続く場合が多く、「ちょっとした刺激で交感神経が興奮する」状態も数年続きます。

 皆さんも覚えがあるでしょう。聴覚が過敏になっているために、子供の甲高い声でイライラする。掃除機の音や皿を洗うカチャカチャした音も勘にさわります。

  妻のふとした言葉に大きな反応をしてしまったり、少し部屋が散らかっているだけで頭にきたり…。

 交感神経が慢性的に興奮しているため、ささいな刺激でも「戦うか逃げるか」のスイッチが入って、攻撃性を発揮したり、不安や恐怖にとらわれたりするのです。

?

 プロ野球観戦にのめりこむのはやめましょう。優勝するチームだって、10回に4回くらいは負けているのです。負けるたびイライラしていたのではたまりません。

 もちろんパチンコなどの賭け事もやめてください。

 仕事で無理をするのもいけません。

 交感神経の緊張をといてリラックスするためには、筋肉にたまったエネルギーを放出すればいいのです。

 バッティングセンターに言ってもいいし、ゴルフの練習場もいいでしょう。草野球のチームに入るのもいい。エネルギーの放出が目的ですから、勝ち負けにはこだわらずに楽しむことです。

 それに加えて大切なのが「認知を変える」ことですが、これは次回から、『拒絶体験』を見直す というテーマで5回に分けてお話しましょう。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

断酒したばかりの人は…
 さて、ようやく皆さんに直接関係のある、アルコールの話です。交感神経の興奮を沈める手っ取り早い方法、それは皆さんにはおなじみ、お酒を飲むことです。
 仕事でイライラしたり、何か不安があったり、腹にすえかねる出来事があっても、酒を飲めば気分が落ち着いてリラックスできる…。
 ただし本当に、交感神経の興奮がしずまったわけではありません。アルコールは交感神経の遮断剤なのです。つまり交感神経からくる情報を、酒がブロックしただけ。
 アルコールによる遮断がなくなれば、以前として交感神経の興奮は続いています。それに対処するために、また酒を飲む必要があります。こうやって長年の間、酒で情報を遮断し続けていると、「情報がこない状態」が普通のことになってきます。
 そこへ酒が切れたらどうなるでしょう。
 交感神経の興奮状態が、一気に現れてきます。
 イライラに始まって、発汗、眠れない、手が震える、更に脳の過剰な興奮は幻覚も作り出します。
 こうした離脱症状は一週間ほどで一段落しますが、慢性的な離脱がおさまるまでには長いことかかります。たとえば不眠は一年以上続く場合が多く、「ちょっとした刺激で交感神経が興奮する」状態も数年続きます。
 皆さんも覚えがあるでしょう。聴覚が過敏になっているために、子供の甲高い声でイライラする。掃除機の音や皿を洗うカチャカチャした音も勘にさわります。
  妻のふとした言葉に大きな反応をしてしまったり、少し部屋が散らかっているだけで頭にきたり…。
 交感神経が慢性的に興奮しているため、ささいな刺激でも「戦うか逃げるか」のスイッチが入って、攻撃性を発揮したり、不安や恐怖にとらわれたりするのです。
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 プロ野球観戦にのめりこむのはやめましょう。優勝するチームだって、10回に4回くらいは負けているのです。負けるたびイライラしていたのではたまりません。
 もちろんパチンコなどの賭け事もやめてください。
 仕事で無理をするのもいけません。
 交感神経の緊張をといてリラックスするためには、筋肉にたまったエネルギーを放出すればいいのです。
 バッティングセンターに言ってもいいし、ゴルフの練習場もいいでしょう。草野球のチームに入るのもいい。エネルギーの放出が目的ですから、勝ち負けにはこだわらずに楽しむことです。
 それに加えて大切なのが「認知を変える」ことですが、これは次回から、『拒絶体験』を見直す というテーマで5回に分けてお話しましょう。