院長からのメッセージ 21

認知を変える練習

 認知というのは、その人が生きてきた中で作り上げられた外部からの刺激の「翻訳機」のようなものです。部分的な拒絶を全体的な拒絶と受け取るような翻訳機を持つ人は、やるせなさ、悲しみ、さびしさ、怒り、恨みなど、苦しい感情にとらわれることが多くなります。しかも、相手から敬遠されたり反発されることが多くなります。しかも、相手から敬遠されたり反発されることが多くなり、ますます拒絶体験の多い環境を自分の周囲につくりあげてしまうのです。このように「部分を全体と思ってしまう」例は、他にもあります。

 たとえば、グループの誰か一人と合わないだけで、「この場所は自分に合わない」と考える。何か挫折を味わった時期があると、自分の人生そのものが挫折だとみなす…。

 いずれも、わざわざ自分の毎日を生きづらくしてしまうような、もったいない話です。

 認知のゆがみを治すには「予習・実地練習・復習」が効きます。

 まずは予習です。

 こう言い聞かせてください。

「今日一日の中で、何らかの拒絶体験に出会うだろう。だから、腹を立てたり落ち込んだりすることもある。だけど拒絶されたのは自分の一部分だけなのだと考え直すようにしよう」

 次に実地です。

 拒絶体験はどこにあるのだろうと探し回る必要はありません。マイナス感情が発生したとき、私たちは拒絶に直面しているのです。だから、何かで気分を害したら、立ち止まって考え直します。

「今、いやなことがあった。でも、自分のすべてが拒絶されたのではない。一部分だけだ」

 これで完全に落ち着かなくてもいいのです。少し楽になれば、それで十分。

 最後に復習です。

 一日の終わりに、今日あったことの中で「それでも腹に据えかねる」ことが残っていたら、もう一度「あれは一部分だけ拒絶されたにすぎない」と考えます。そして少しでいいから、悪感情を減らします。

 完全をねらうと長続きしません。今できることをやりながら、少しずつ「部分と全体の見分け」が練習できればいいのです。

重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

認知を変える練習
 認知というのは、その人が生きてきた中で作り上げられた外部からの刺激の「翻訳機」のようなものです。部分的な拒絶を全体的な拒絶と受け取るような翻訳機を持つ人は、やるせなさ、悲しみ、さびしさ、怒り、恨みなど、苦しい感情にとらわれることが多くなります。しかも、相手から敬遠されたり反発されることが多くなります。しかも、相手から敬遠されたり反発されることが多くなり、ますます拒絶体験の多い環境を自分の周囲につくりあげてしまうのです。このように「部分を全体と思ってしまう」例は、他にもあります。
 たとえば、グループの誰か一人と合わないだけで、「この場所は自分に合わない」と考える。何か挫折を味わった時期があると、自分の人生そのものが挫折だとみなす…。
 いずれも、わざわざ自分の毎日を生きづらくしてしまうような、もったいない話です。
 認知のゆがみを治すには「予習・実地練習・復習」が効きます。
 まずは予習です。
 こう言い聞かせてください。
「今日一日の中で、何らかの拒絶体験に出会うだろう。だから、腹を立てたり落ち込んだりすることもある。だけど拒絶されたのは自分の一部分だけなのだと考え直すようにしよう」
 次に実地です。
 拒絶体験はどこにあるのだろうと探し回る必要はありません。マイナス感情が発生したとき、私たちは拒絶に直面しているのです。だから、何かで気分を害したら、立ち止まって考え直します。
「今、いやなことがあった。でも、自分のすべてが拒絶されたのではない。一部分だけだ」
 これで完全に落ち着かなくてもいいのです。少し楽になれば、それで十分。
 最後に復習です。
 一日の終わりに、今日あったことの中で「それでも腹に据えかねる」ことが残っていたら、もう一度「あれは一部分だけ拒絶されたにすぎない」と考えます。そして少しでいいから、悪感情を減らします。
 完全をねらうと長続きしません。今できることをやりながら、少しずつ「部分と全体の見分け」が練習できればいいのです。