より良い関係づくりのエッセンス 2

2????????????? 私の役割は、話をきき、その人の生き方に着目していくこと

 私は宋神経科クリニックというところに、昭和63年に開設された時からおりますけれども、そこで何をしているかということですが、私も40代半ばの年齢になっていますので、人生の半分くらい宋クリニックと共に歩み、20数年間宋クリニックと共に生きてきて、不思議なくらい、自分でもこの仕事が気に入って続けてこられたのは、一重にというか一番大きな要素は自助グループの存在ではないかと思います。自助グループは、私が仕事を始めた当時から、医療や援助の仕事をする人にとっても、これから断酒や回復をしていく人たちにとっても、行ってみるとなんとも温かいところですね。外から見ている分には、知らない人からは、ちょっと宗教がかっているんじゃないだろうか?得体が知れないが何をする所なのだろう?と思われがちですけど、そうではなく自分と向き合いながら、自分のどん底になった状態や大切なものを失って行く状態を認めて、そこから這い上がっていくという、ものすごいパワーが必要な時にその力をよみがえらせてくれる所なんです。そんな自助グループの存在があったことや自助グループのメンバーの方々に出会い、真摯に人生を生きておられる方々がいてそういう存在があったからこそ、不思議と今まで続けてこられたかなというふうに思っています。今や断酒会の人たちは10年以上の人たちが多いと聞きましたけれども、ご自分がこれまでよく続いてきたなとか、もう20年も、30年もたったんだなと思う人は同じような感覚でおられるのではないかと思います。そういうわけで、人生の半分以上のあいだ、不思議とこういうお仕事を気に入ってしんどいときも、もう辞めたい時も人間ですからありましたが、やってこられたのは、自助グループの存在と、生き方の改革といいますか、これまでの生き方に向きあっている大勢の回復者の姿があったればこそなんです。

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 医療機関、行政機関、自助集団それぞれに役割があって、それがうまく絡み合っていくためにも、私たちはまずしっかりと、医療機関の中で自分たちの役割を果たしていかなければいけないのです。お医者さんなら、この人の発熱はどこからきているのだろう、この痛みはどこからきているのだろう、ということに焦点を当てていくと言いましたけれども、私たちの仕事は、生きていれば精神的な重圧がのしかかってきますが、その重圧がどのくらいの期間、この人に続いているのか、それに対してこの人の感じ方、見方はどうなっているのか、というところに注目しながらお話を伺い、その人の生き方の癖とか生活に着目していくことが私たちの役割です。

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(第19回市民酒害セミナー 講演記録より 精神保健福祉士:上田 知香)

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重要なお知らせ

第3日曜日(合同例会断酒表彰)変更について

2.????????????? 私の役割は、話をきき、その人の生き方に着目していくこと

 私は宋神経科クリニックというところに、昭和63年に開設された時からおりますけれども、そこで何をしているかということですが、私も40代半ばの年齢になっていますので、人生の半分くらい宋クリニックと共に歩み、20数年間宋クリニックと共に生きてきて、不思議なくらい、自分でもこの仕事が気に入って続けてこられたのは、一重にというか一番大きな要素は自助グループの存在ではないかと思います。自助グループは、私が仕事を始めた当時から、医療や援助の仕事をする人にとっても、これから断酒や回復をしていく人たちにとっても、行ってみるとなんとも温かいところですね。外から見ている分には、知らない人からは、ちょっと宗教がかっているんじゃないだろうか?得体が知れないが何をする所なのだろう?と思われがちですけど、そうではなく自分と向き合いながら、自分のどん底になった状態や大切なものを失って行く状態を認めて、そこから這い上がっていくという、ものすごいパワーが必要な時にその力をよみがえらせてくれる所なんです。そんな自助グループの存在があったことや自助グループのメンバーの方々に出会い、真摯に人生を生きておられる方々がいてそういう存在があったからこそ、不思議と今まで続けてこられたかなというふうに思っています。今や断酒会の人たちは10年以上の人たちが多いと聞きましたけれども、ご自分がこれまでよく続いてきたなとか、もう20年も、30年もたったんだなと思う人は同じような感覚でおられるのではないかと思います。そういうわけで、人生の半分以上のあいだ、不思議とこういうお仕事を気に入ってしんどいときも、もう辞めたい時も人間ですからありましたが、やってこられたのは、自助グループの存在と、生き方の改革といいますか、これまでの生き方に向きあっている大勢の回復者の姿があったればこそなんです。
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 医療機関、行政機関、自助集団それぞれに役割があって、それがうまく絡み合っていくためにも、私たちはまずしっかりと、医療機関の中で自分たちの役割を果たしていかなければいけないのです。お医者さんなら、この人の発熱はどこからきているのだろう、この痛みはどこからきているのだろう、ということに焦点を当てていくと言いましたけれども、私たちの仕事は、生きていれば精神的な重圧がのしかかってきますが、その重圧がどのくらいの期間、この人に続いているのか、それに対してこの人の感じ方、見方はどうなっているのか、というところに注目しながらお話を伺い、その人の生き方の癖とか生活に着目していくことが私たちの役割です。
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(第19回市民酒害セミナー 講演記録より 精神保健福祉士:上田 知香)
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